3・5年生 米ぬか播き体験〔11月19日(火)〕
春から地域の方にお世話になり、田植え、稲刈りを体験させていただいてきました。いよいよ最後の体験学習「米糠まき」を行いました。朝から小雨が降り、寒い日になりましたが、2校時が終わるころには雨もやみ、いざ田んぼへ出発!地域の方2名が待ってくださっていました。この日のために100㎏(実際は120㎏)の米糠を集めてくださっていました。体験田の面積は20aです。10aあたり50㎏の米糠をまくとのことです。さて、なぜ米糠をまくのでしょうか?目的はコウノトリのえさ場づくりなのだそうです。米糠は栄養満点。イノシシやシカ、カメ、オタマジャクシ、多くの微小生物が食べにくるそうです。米の単位、伊佐村がいつできたのか、舟山神社のお話などの勉強の後、米糠まきです。
5年生は2回目。さすがに慣れた手つきで田んぼの中を歩き回ってどんどん糠をまいていました。きっとコウノトリも喜んでまたやってきてくれることでしょう。前田さんの「米糠は甘い。」という話を聞き、味見をしている人がいました。「砂糖みたい!」と感激していました。今回は作業だけでなく、伊佐村の歴史を学ぶ機会でもありました。昔、人は農業、特に米作りができるところに住みました。伊佐で米作りをするためには円山川の水が必要でした。江戸時代、数回の堰工事が失敗しましたが、1675年に工事が再開され、1676年に伊佐村ができたそうです。その工事再開に多額の資金で協力された小出さんと橋本さんのお墓をめぐりながら舟山神社まで歩きました。学校の裏山にこんなところがあるとは…ちょっとした探検を楽しみました。舟山神社にはコウノトリの彫刻がありました。昔からこの地にたくさんのコウノトリがいたことが分かりました。伊佐を知る貴重な学習ができました。
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