サイエンス・トライやる事業

 12月10日(火)、兵庫県教育委員会による「サイエンス・トライやる事業」を3年生を対象に実施しました。講師として、兵庫医科大学名誉教授であり、医療法人協和会第二協立病院 病院長 福田 能啓 先生をお迎えし、「健康な生活を送るために大切なこと」をテーマに講義をいただきました。

 講義の中で、「脳は『生きたい』『知りたい』『仲間になりたい』と志向する機能を持っている。だから、人に興味を持ち、好きになり、心を伝え合い、支え合って生きていこうとするし、違いを認めて、ともに生きていこうとする」という話がありました。また、腸内細菌のことについても言及され、細菌の種類が多様にあってこそ、腸内が調整され、安定し、それが脳や気持ちの安定にもつながる。バランスのよい食事に心がけて、腸内細菌の多様性を図っていくことが大切。実は、人間の社会においても、よい環境を創るには『多様性』が大事」とも話されました。

 この日の午後は、世界人権デーにちなんで「人権集会」を実施します。福田 先生がうまく午後の「人権集会」に結びつけてくださいました。