12/17(水) 鉛筆の音が響く授業
12月15日(月)のトピックスでタブレットを使った授業の様子を紹介し、その文末で、“現在の日本の学校教育はタブレットを使った授業が全盛です。”という表現をしました。いっぽうで、「生徒に文字を書かせる授業が減ってしまった。」「大人も文字を手書きしなくなった。」「本当にこのままで良いのだろうか。」と自問自答することがあるのも正直なところです。そんな中、12月17日(水)の2校時に校舎内を巡回していると、生徒の鉛筆の音が響く授業に出会いました。まずは、3年生の国語では、漢字練習をしたり、ワークブックの問題に取り組んだりしている生徒の姿がありました。次に2年生の英語では、ノートに英語の文を書いている生徒の姿がありました。さらに、1年生の数学では、担当教員の話を聞きながら、黒板の文字を写したり、問題を解いたりしている生徒の姿がありました。いずれの教室からも心地よく鉛筆の音が聞こえてくるのです。要は、バランスが大切なのでしょう。タブレットなどのICT機器を活用する授業と、生徒が自筆することに重きを置いた授業とのバランスです。ICTにも強い生徒になってもらいたい、いっぽうで、紙の上での学習ができる生徒でもあってもらいたい。教師の願いは尽きません。

















