SDGsについて学ぶ
今年度、本校ではSDGs(持続可能な開発目標)について、各学年に応じた学習を行いました。節水や食べ物を大切にするなどの、日常身近にあることに目を向けたり、世界的な問題、課題を調べたり、考えたりしました。目標となっている2030年に向けて、今の自分たちでできること、大きくなったときの自分たちの社会や世界のことについても考えるきっかけとしました。
まず、SDGsのことについて知ることとして、多目的室の前には、目標となっている17項目について表示がされています。ひとつひとつの表示が何を示しているのかを考えます。そして、自分たちの学校で取り組めることは何かを児童会を中心に考えました。水のムダ使いを減らすことを目標に、トイレや手洗い場には、節水を呼びかけるポスターを貼りました。また、4年生では授業での学びを学習発表参観日で保護者に披露したり、調べた内容を校内に掲示したりしました。
昨日、児童会でSDGsについてのクイズを作り、全校生で遊びながら学ぶという企画を行っていました。多目的室の前に掲示してある内容に関連したクイズで学びを深めました。また、その時に5年生の児童が、養父市の人権作文「なかま」に掲載された作文を、みんなの前で読みました。自分がSDGsを学習する中で、「貧困と人権問題」をとりあげ、「111本の木」という本を読んだ内容から、貧困問題と男女差別との関連に気づき、世界がもっと豊かになることで解決できることもあるのではないかと考えを発表しました。
このように、子どもたちも発達段階や学年に合わせて、SDGsについて学んでいます。その学びが自分たちの生活の中で生かされたり、実践できたとき初めて、身についたと言えるのではないでしょうか。知識と実践をともなうためには、学校だけではなく、家庭や地域がそのことを共有し、社会全体で実践することが大切です。今回は、本校での児童の学びを紹介しましたので、ぜひ家庭や地域へその輪が広がっていくことを期待します。